タバコを吸うと子供は身長が止まるって本当?

子供のいるところでタバコを吸っていませんか?

タバコ

お子さんの身長がなかなか伸びないことを心配されている方は、日々の食事や睡眠などの生活習慣に気を使っている方が多いと思います。


それなのに、子供と一緒にいる部屋の中でお父さんやおじいちゃんがプカプカとタバコを吸っているということはないでしょうか?


大人にとってもメリットが無いといわれているタバコの煙が成長過程の子供の身体にとって良いわけがありません


そのため、家の中でタバコを吸うにしても子供への影響が少なくなるように十分配慮をするべきだと思うので、子供の身長の伸びにタバコがどのような悪影響を及ぼすのかしっかりと理解しておきましょう。


身長とタバコの関係は?どんな悪影響がある?

よくない

タバコが思春期の成長に悪影響を及ぼすことは何となく聞いてきたことだと思いますが、実際にどんな影響があるのかはっきりとわかっていない方も多いと思います。


そこで、まずはタバコを吸う、または周囲の人の影響でタバコの煙を吸ってしまうことによって受けてしまう影響について説明しましょう。


身長を伸ばすうえでマイナスとなるタバコの影響としては


  • 酸素不足
  • 睡眠の質の低下
  • 心肺機能の低下

といったことが挙げられます。


このようなタバコの持つ作用がどうして身長の伸びを妨げてしまうのか、もう少し詳しく説明していきましょう。


酸素不足

苦しい

タバコを吸うと体は酸素不足になってしまいます。それは、タバコを吸うことによって一酸化炭素を体内に取り込んでしまうからです。


私たち身体の細胞は活動するために酸素を必要とするため、血液の中のヘモグロビンという赤い色素が酸素と結びつくことで全身に酸素を運んでくれています。


しかし一酸化炭素の持つ血液中のヘモグロビンと結びつこうとする力はなんと酸素の約200倍もあるため、酸素よりも優先的に一酸化炭素が血液内に取り込まれて酸欠状態になってしまうのです。


体内の酸素が少なくなって細胞の活動が抑えられてしまえば、当然ながら身長を伸ばそうとする体の働きも抑えてしまうことが考えられるので、身長を伸びにくくしてしまう可能性があるのです。


また、酸素が不足すると脳の働きも鈍くなることは誰もが知るところですが、身長を伸ばすために必要不可欠な成長ホルモンなどは脳の指令によって分泌されるものであるため、脳の働きが鈍くなることも身長を伸ばすうえでデメリットになり得るのです。


 参考:タバコ吸う子と吸わない子の平均身長(東京都多摩立川保健所より)


睡眠の質の低下

眠れない

お家にタバコを吸う方がいるならわかると思いますが、タバコを吸うと気持ちがスッキリとしてイライラを抑えたり、興奮作用によって眠気を覚ます効果があります。


だから喫煙者の方は仕事や運転中に眠気を感じると、「ちょっと一服」となるわけです。


これはタバコに含まれるニコチンの作用なのですが、体内にいったん取り込まれたニコチンは約2時間ほど残り続けるため、寝る前にニコチンを取り入れてしまうと眠りが浅くなってしまうことが分かっています。


子供が身長を伸ばすうえでは睡眠中に分泌される成長ホルモンが欠かせないので、睡眠の質の低下は大問題です。


 >関連記事:寝る子は育つ!子供の身長を伸ばすには睡眠が大切!


お子さんがいるところで夕食後に一服・・・なんてしたら、成長期の子供にとって大切な睡眠を妨げかねないということを覚えておきましょう。


心肺機能の低下

心肺機能の低下

タバコには数百種類もの有害物質が含まれていることが知られていますが、それを肺から吸い込むことによって血液中に取り込もうとしてしまいます。


有害物質が体内に入ることは身体にとって好ましくないため、免疫が反応して肺の中で炎症を起こし、ひどくなると肺の細胞を破壊してしまうのです。


そのためタバコによって心肺機能が低下してしまうのですが、そうなると息が上がりやすくすぐに疲れてしまうため子供の成長に欠かせない運動の妨げになってしまうわけです。


 >関連記事:運動は身長を伸ばすのに効果あるの?ないの?


また、体を動かすことで睡眠の質が上がることもわかっていますから、心肺機能の低下によって運動の機会が減ることは身長にとって好ましくないのです。


このようにタバコの影響は、子供の身長を伸ばすのを妨げてしまうデメリットしかないので、お子さんの前で吸わないようにしてあげて下さい。

タバコで身長が止まるのは嘘?

嘘

ここまでタバコが子供の身長に悪影響を与えるということを説明してきましたが、「実際はそんなに身長に影響はない」と考える方も多いようですね。


実はタバコを吸うと身長が止まるというのは嘘で、未成年にタバコを吸わせないように脅しているだけだと思っている方もいるようです。


自分の周囲で「タバコを吸っているのに身長が高い人も多いし、逆に吸っていないのに背が低い人もいる!」と言いたいわけですね。


ですが、身長が伸びるかどうかは遺伝や栄養、睡眠や運動の習慣など多くの影響を受けるため、タバコを吸ったかどうかだけで身長が伸びたかどうかを語ることがナンセンスです。


タバコを吸うと結果として身長が伸びなくなるかどうかではなく、「子供の成長にとってタバコにメリットは無いから避けるべき」という意味であることをしっかりと認識しておきましょう。


副流煙の方が有害物質がいっぱい

受動喫煙

最後に副流煙の影響について確認しておきましょう。


これはいろいろなところで問題になることなので認識している方も多いと思いますが、タバコを吸っている人が吸い込む煙である主流煙よりもタバコの先から出ている副流煙と呼ばれる煙の方が有害物質が多く含まれています


主流煙に比べて副流煙には、ニコチンやタールという代表的な有害物質は約3倍もの量になるのです。


吸いたくて吸っている方はともかく、吸いたくもない人に有害物質を吸わせるのは迷惑以外の何ものでもないので近年では多くの公共施設で禁煙が進められているのです。


それなのにお家に帰った子供が親の吸っているタバコの悪影響を受け続けるなんて、時代の流れから考えたらありえないことなのです。


もしも今子供の前でも構わずタバコを吸っているという環境であるなら、全く関係のない子供の成長を妨げないためにもできれば禁煙、最悪でも外など子供に影響のないところでタバコを吸うようにしてみて下さい。


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