筋肉を付け過ぎると身長が伸びない?

筋肉をつけすぎると身長が伸びない?

筋トレ

小学校高学年から中学生くらいのちょうど思春期と言われる時期は、クラブ活動などで筋トレなどを始める人も多いでしょう。


そんな時に気になるのが、「筋トレなどをやりすぎて筋肉を付き過ぎると身長が伸び無くなる」という昔から伝わってきている噂です。


運動部などで試合に勝つにはある程度の筋力や体力は必要不可欠だけど、筋トレをやり続けたらこのまま身長が伸びなくなるんじゃないかと不安ですよね。


でも、筋肉をつけすぎると身長が伸びないというのは半分正解で半分不正解です。


そこで、筋トレなどによって筋肉をつけすぎると本当に身長が伸びなくなるのか、またどうしてそのように言われるようになったのか、といったことを解説していきます。



私は筋トレしていたけど身長は伸びました

どうして

私は小さい頃からサッカーをやっていて、中学1年生の頃から自主的に筋力トレーニングをしていました。


私が家で筋トレをするのを見ていた親から「そんなに筋トレやったら身長止まるよ!」なんてよく言われていました。


もちろんそのときは、そうかもしれないと思っていたのですが、まあ160cmは超えたのでたとえ身長が止まったとしてもサッカーで負けたくない!という思いから筋トレを続けていました。


それにも関わらず、結局高校1年生になるころには181cmまで身長が伸びました


なので、筋トレをしても身長が伸びないというのはウソだと身をもって証明したのですが、あれから20年程経った今でも筋肉を付け過ぎると身長が伸びなくなると言われています。


でも、実際には筋肉が増えることによって身長が伸びないことを示すデータは今のところ無いそうです。


では、どうして筋肉を付けすぎると身長が伸びなくなるようなイメージや噂が今でも残っているのでしょうか?


筋肉が付きすぎると身長が伸びないと言われる理由

関節への負担

筋トレをしたりして筋肉量が増えたとしても身長が伸びなくなるというデータは全くないのに、どうして上記のような説が末永く言い伝えられているのでしょうか?


おそらくその理由は、「骨の成長にとって重要な関節に過剰な負荷をかけてはいけない」という表現が誤って解釈されたのだと思います。


一般的に関節に負担がかかるようなものと言えば比較的ハードなトレーニングが多いため、「負担をかけてはいけない」 ⇒ 「過剰な筋トレはダメ」 ⇒ 「筋肉を付けてはいけない」というように意味合いが変わって間違って伝わってしまっているのだと思われます。


身長が伸びるためには当然骨が伸びる必要があるのですが、骨というのは全体が伸びるのではなく、関節に近い部分にある骨端線(こったんせん)と言われる比較的柔らかい部分が伸びるのです。


骨が伸びる力はとても強いので、筋肉で抑えている程度では止めることができません


よって、おもりなどを持たずに自分の体重を支える程度の負荷の筋トレくらいでは、骨に負担がかかるどころかむしろ運動によって成長ホルモンが分泌されるので、身長にとっては良いことなはずなんです。


 >関連記事:運動は身長を伸ばすのに効果あるの?ないの?


しかし、昔の部活動などで用いられていたうさぎ飛びなどのように筋肉を鍛えることよりも関節に負担を与えるような運動は、身長を伸びにくくさせてしまう可能性があるようです。


これは、伸びるべき骨端線のある関節に負担をかけ過ぎるために、骨が固くなって伸びにくくなるというのです。


重要

つまり、筋トレによって伸びなくなるのではなくて、関節に不自然な負担をかけ過ぎることが良くないのです。


例えば成長期である中学生が100kgのウエイトを担いでジャンプするようなトレーニング(普通は無理ですが)は悪影響を及ぼす可能性がありますが、普通に腕立て伏せやスクワットをやる分には問題ないでしょう。


それで問題があったらジョギング程度でも身長が伸びなくなってしまいますから、子どもは元気に遊んだ方が健康に良い、ということと矛盾してしまいますね。


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筋肉質な人が身長が低いのはなぜ

筋肉質

ここまでで、筋肉を付けすぎると身長が伸びないというのはただの噂だと分かって頂けたと思いますが、経験上、筋肉質の人って背が小さいことが多いというのは私もなんとなくわかるのです。


もしかしたら、そんな経験談から筋肉を付け過ぎると・・・という噂に発展したのかもしれませんが、実は筋肉質の人の身長が伸びないのは筋トレが原因ではありません。


結論から言うと、私たちの体は身長が止まってから筋肉が太くなりやすい体質になるからです。


私たち、特に男性であれば分かると思うのですが、小学生〜中学生くらいの身長が伸びている時期というのは、どんなに運動をしてもそれほど筋肉が付くことはありませんよね?


子供っぽい顔つきなのに、体だけ筋肉がムキムキという人は見みたことないでしょう。


小さい頃から体操競技などをやっている子でも、小学生ではマッチョと言われるような大きくて太い筋肉にをまとった体になることはないのです。


でも、身長が止まって伸びなくなる高校生くらいの年齢になると、大して運動をしていないような子でも大人っぽいがっちりとした体つきになってくることからもわかるように、身長が止まってから筋肉が付きやすい体になるのです。


これは、私たちの体は大人になるにしたがって速筋といわれる太い筋肉が付きやすくなるからなんです。


ポイント

つまり、筋肉がたくさん付いている人が身長が伸びなくなるのではなくて、思春期が過ぎて身長が伸びなくなったから筋肉が付きやすい体になったのです。


そのため、過剰な重りを背負ったりしないのであれば、身長のことなど気にせずに筋トレなどの運動は積極的に行った方がいいのです。


だから、筋トレが原因で身長が伸びないんじゃないかと心配している方は、身長を伸ばすうえで欠かせない「運動、栄養、睡眠」のうち、運動以外の部分に身長が伸びない原因があるのかもしれません。


身長が伸びる時期というのは本当に限られているため、身長が止まってから後悔しないように、今まで通り運動をしながら身長を伸ばすために必要な栄養や睡眠の改善を徹底して実行するべきだと思います。


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