子供の身長と睡眠

身長を伸ばすために睡眠が大切なのはどうして?

なぜ

寝る子は育つという言葉が昔から言われていますが、どうして睡眠が子供の身長にとって大切なのでしょうか?


何となく寝ることが体に良いことは誰もが何となく認識していることだと思いますが、細かい話になると意外と知らないものです。


そのため、身長がなかなか伸びないと睡眠の取り方に問題があるような気がして


  • 何時間寝ればいいの?
  • 寝ておくべき時間帯は?
  • 寝相が悪いのがいけないのかな?

と様々な疑問がわいてきてしまいますよね。


そこで、睡眠と身長の関係を正しく理解することで上記のような疑問を解消して、身長が伸びないのは睡眠の摂り方に問題があるのか質の良い睡眠を取るためにはどんなことをすればいいのか、といったことが解決できるように、身長と睡眠の関係について紹介していきます。


睡眠と身長の関係

睡眠

ではさっそく、睡眠と身長の関係について説明しましょう。


身長を伸ばすために睡眠が必要だと言われる理由は、寝ている間に成長ホルモンが分泌するからなんです。


背が伸びるためには骨が伸びる必要があるわけですが、骨を伸ばすためには体内に成長ホルモンと呼ばれるたんぱく質が分泌される必要があるのです。


このホルモンが血管を通して体内を流れていくと、体内の細胞の活動が活発になって新たな骨や皮膚を成長させようとするわけです。


そのため昔から、「寝る子は育つ」と言われているわけです。


身長を伸ばすのに睡眠は何時間必要?時間帯は?

説明

続いて身長と睡眠についてのよくある疑問として、「睡眠時間」「時間帯(タイミング)」というものがありますね。


実は身長を伸ばすためにはこの2つの要素も非常に重要なのです。


身長が伸びるためには成長ホルモンを分泌する必要があり、成長ホルモンは主に睡眠中に分泌するために寝ることが大事だと言いました。


でも、ただ眠ってさえいればいいわけじゃなくて、深い眠り(質の良い睡眠)に就いている時に成長ホルモンが分泌されるのです。


そこで、深い眠りにつくためには眠る時間帯と睡眠時間の両方が大事なのです。


眠る時間帯はいつがいい?

疑問

深い睡眠を取るためには睡眠時間以上に、毎日同じような時間帯に眠っていることが重要です。


ただ、よく言われる睡眠のゴールデンタイムのような時間帯指定があるわけではなくて、毎日ある程度一定の時間帯に合わせて眠ること、つまり生活リズムが大事なのです。


私たち身体は非常によくできていて、毎日の生活習慣に合わせてエネルギーを出しやすくしたり、節約したりするようにできています。


昼間は活発に動けるのに夜になると眠くなるのは、体内時計の働きをする自律神経が生活習慣を覚えてくれているからです。


そして、深い睡眠を取るためには体内時計の役割をする自律神経のリズムに合わせた時間帯に眠る必要があるのです。


そのため、毎日バラバラな時間で生活していると体内時計が狂ってしまうため、夜眠っているつもりでも体は昼と認識しているために深い眠りにつくことができず、成長ホルモンの分泌が少なくなってしまうのです。


だから、何時から何時までの間に眠るべきか?ということではなくて、いつもと同じ時間帯に眠ることで体内時計を整え、そのリズムに合った時間に眠ることで深い睡眠を取れるようにすることが大事なのです。


何時間眠ればいいの?

時間

必要な睡眠時間に関しては個人差が大きいため、明確な答えはありません。


10代前半頃までは最低でも8時間以上眠る方が良いと言われていますが、厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」でも「必要な睡眠時間はひとそれぞれ」としか表現していません。


そのため、あまり過剰に意識せずに、統計的な情報である8時間以上を参考にしつつ、昼間の眠気が活動の妨げにならない程度に睡眠時間を確保するようにサポートしてあげましょう。


何度も言いますが、量よりも質を上げるために生活リズムを整えることが大切です。


寝相が悪いと身長が伸びにくくなる?

寝相

一般的に姿勢が悪いと骨格が歪んだりして、身長が縮んでしまったり伸びにくくなるなんて言われていますよね。


だから寝相が悪いのも身長を伸ばす妨げになるんじゃないかと心配している方もいるようです。


でも寝相に関しては特に心配する必要はありません


なぜなら、基本的に寝ている間に動くのは、一定の姿勢でいると体が痛くなったりして睡眠の妨げになってしまうため、より楽な姿勢で眠りやすくするためだからです。


つまり、泥酔しているような状態で無い限り、寝相というのはより快適に眠るための動きであるはずなので、寝相が悪いからと言って心配する必要はないでしょう。


質の良い睡眠を取るための3つのポイント

3つのポイント

身長を伸ばすためには睡眠の質が大事であることをお話してきましたが、


じゃあ、どうしたら質の良い睡眠がとれるようになるの?


と思いますよね。


「生活リズムを整える」と口で言うのは簡単ですが、やっぱり眠りに就きやすい条件というのもあるので、ポイントを3つほど紹介しておきましょう。


1.昼間にしっかりと体を動かすこと

遊ぶ

これは経験的に誰もが知っていることだと思いますが、身体を動かして疲労がたまると眠りが深くなることが分かっています。


ただ、ここで言う疲れは多くの大人が感じているような精神的な疲労ではなくて、肉体的な疲労です。


そのため、お家でおとなしく過ごすよりも、昼間はできるだけ外で元気に遊ぶことが大切なのです。


また、運動をすることによって精神的な疲労(≒ストレス)が軽減することもわかっているので、その点からも体を動かすことは大切なのです。


 >関連記事:運動は身長を伸ばすのに効果あるの?ないの?


2.入浴する時間、湯船につかることを意識しよう

風呂

睡眠の質はお風呂を出る時間や入り方の影響を受けるのを知っていましたか?


実はお風呂に入ってしっかりと体温を上げた方が深い眠りに就けることが分かっているのです。


深い眠りに就くためには体温を下げて体の中の臓器の働きを低下させて休ませてあげる必要があります。


ただ、体温と言っても体温計で測れるような表面の体温ではなくて、深部体温を下げる必要があります。


深部体温を下げるには、実は体の表面の血流を良くすることで外部へ熱を放出しやすくする必要があるため、お風呂に入ること、もっと言うとしっかりと湯船に浸かって体温を上げることが大事なのです。


そうするとお風呂から上がった後の深部体温は、お風呂に入らないで寝たときに比べて低くなり、より深い眠りに就きやすくなるのです。


また、入浴後に深部体温が下がるまでには時間がかかるので、夏場は2時間前、冬でも30分前にはお風呂から出られるようにしましょう。


3.テレビやスマートフォンを寝る前に見せない

スマホ

最近では各家庭に1台はスマホがあるでしょうから、子供が所有していなくても親御さんのを借りてゲームをしたり動画を見る子供が増えています。


節度を持ってやっているのであればスマホを使うこと自体は問題無いのですが、スマホに限らずテレビなどはブルーライトと呼ばれる青色の光を発しています。


脳は太陽の光を浴びて体内時計をリセットするといいますが、このブルーライトは太陽の光と同じような影響を脳に与えてしまうため、脳を覚醒させてしまう作用があるのです。


そのため、就寝時間の少なくとも1時間前にはテレビやスマホを見ないようにしてあげて下さい。


以上のように、一般的に子供らしいと言われるような生活をさせてあげることが大切なんです。


その他にも、コーヒーやお茶などのカフェインの入った飲み物を遅い時間に飲ませたりしないようにすることも頭に入れておいてください。


 >関連記事:カフェインを摂りすぎると子供は身長が伸びなくなる?


飲ませてはいけないわけではないですが、カフェインの効果は想像以上に持続するので、夕方以降に飲ませないように注意してあげて下さい。


身長を伸ばすために必要な環境作りをしてあげよう

家庭環境

ここまでで、子供の身長を伸ばすためには成長ホルモンが大切で、それは睡眠中、しかも深い睡眠が必要であることがわかりました。


大切なのは、お子さんの身長を伸ばすためにただ単に睡眠をとるだけでなく、質の良い睡眠をとるために生活リズムをきっちりと整えて上げること、そして運動不足やストレスをためないような環境を親御さんが作ってあげることです。


いくら身長を伸ばしてあげたい!といっても、お家でずっとゲームをしたり、だらだらとお昼寝をしたりしている子供を放っておくような状態だと、身長が伸びにくい環境を自ら作ってしまっているようなものです。


身長には遺伝の影響が少なくないのは事実ですが、それ以上に親御さんの作る環境(生活習慣や栄養バランスなど)がとても重要であることを忘れないで下さい。


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