カルシウムと身長の関係 | 牛乳を飲む子供ほど背が伸びる?

牛乳をたくさん飲む子供は身長が伸びる?

牛乳

昔から「牛乳をたくさん飲んでいる子供ほど身長が伸びやすい」なんて言われていますよね。


実際に身長がすごく高いバレーボールの選手などにインタビューなどをすると、「毎日たくさんの牛乳を飲んでいた」なんてことを言う方も多いため、牛乳=身長が伸びるというイメージが広まったのでしょう。


牛乳をたくさん飲めばカルシウムをたくさん摂ることができるので身長が伸びるだろうというわけです。


私もどこで教わったのかわかりませんが、骨を伸ばす=カルシウムを摂るということを当たり前のことだと認識していました。


今だにお子さんの身長に悩む多くの親御さんが、対策として牛乳をたくさん飲ませるということやっているようです。


もちろん、牛乳を飲むことが間違っているわけではないのですが、実際にはあまり身長が伸びなかったという方も多いのです。


どうして牛乳をたくさん飲んで背が伸びる人、伸びない人がいるのでしょうか?


そこでまずは、カルシウムと慎重の関係を知って、カルシウムをたくさん摂ることで本当に身長が伸びるようになるのか、をしっかりと理解しておきましょう。



カルシウムと身長の関係

骨の強化

カルシウムと身長の関係について多くの方が誤解していることなんですが、カルシウムを摂れば骨が伸びるというものではありません


どういうことかというと、身長を伸ばすためには


  • 骨を作る
  • 骨を伸ばす

という両方が必要なんですね。


多くの方は骨を「作る」ことと「伸ばす」ことを混同してしまっています。


当たり前のことですが、身長を伸ばすためにはまず「骨を作る」ことから始まって、次に「骨を伸ばそうとする」という流れで成長するわけです。


この過程の中で、実はカルシウムは「骨を作るための材料として必要なもの」で、骨を伸ばすものではないのです。


では、カルシウムから作られた骨を伸ばすには何が必要かというと、脳からの指令が必要なんですね。


脳から骨に向かって「伸ばせ!」という指令がでて初めて骨を成長させようとするのです。(詳細は後述)


つまり、子供の背を伸ばすためには、骨を伸ばすために必要な脳からの指令を出すことと骨を作ることという両方を実行しないといけないのです。


そのため、身長を伸ばすためには健康な骨が必要不可欠ですから絶対にカルシウムは欠かせないものですが、よりたくさん摂れば良いというものではなく必要量をしっかりと摂っていればよいのです。


牛乳の飲みすぎは身長に逆効果かも?

説明

ここまでの説明でカルシウムは確かに身長を伸ばすうえで必要不可欠なものではあるけど、過剰に摂る意味はあまりないことが分かって頂けたと思います。


それでもまだ牛乳をたくさん飲んだ方がいいんじゃないか?と思っている方に、牛乳を飲みすぎると逆に身長を伸ばす妨げになってしまうかもしれないという点を紹介しておきましょう。


では、どうしてカルシウムが豊富な牛乳を飲みすぎると身長に悪影響を与える可能性があるかというと、飲みすぎによって


  • 満腹感
  • お腹を壊す
  • 肥満

といった症状を引き起こしてしまうからです。


満腹感で食欲がなくなる

満腹

当たり前のことですが、無理して牛乳を飲み続けていれば当然満腹感がでてきます。


それ自体は問題ないのですが、お腹がパンパンの状態になれば本来食べるべきご飯が食べられなくなって、カルシウム以外にも重要なたんぱく質などが不足してしまうかもしれないのです。


お腹を壊すと栄養の吸収が悪くなる

肥満

冷たい牛乳を飲みすぎれば、当然ながらお腹を壊してしまう可能性があります。


お腹を壊して便が緩くなっている時は、腸の働きも悪くなっているため栄養の吸収もうまくいかなくなっていることがあるため、せっかく摂った栄養素の一部が無駄になってしまうかもしれないのです。


そのため牛乳を過剰に飲むことは避けた方がいいのですが、少量でもお腹が緩くなってしまう方も結構多いので注意が必要です。


乳製品には乳糖と呼ばれる糖分が含まれているのですが、日本人には乳糖を消化するために必要な酵素を持っていない方がとても多いといわれているのです。


そのため牛乳をちょっと飲んだだけでお腹を壊してしまう体質の方は、カルシウムを別の方法で摂取することをおすすめします。


肥満は身長の敵

下痢

牛乳の飲みすぎの大きなデメリットとして挙げられるのが肥満です。


これも知らない方が多いのですが、牛乳はその他の飲み物に比べてもかなりカロリーが高いのです。


例えばコップ一杯(200ml)で比較してみると、果汁100%のオレンジンジュースが約80kcalであるのに対して、牛乳はなんと約140kcalもあるのです。


牛乳は甘さは少ないものの脂肪分が多いため、カロリーがかなり高く、たくさん飲むと結構なカロリー摂取になってしまうのです。


肥満というのは身長にとってはデメリットが多く、睡眠が浅くなったり、思春期の到来(身長が止まる時期)が早まったりすることにつながってしまうのです。


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このように、牛乳の過剰な摂取はデメリットも多いので、身長を伸ばすために必要以上にたくさん飲むのは避けるべきなのです。


骨を伸ばすには成長ホルモンが大事

ポイント

ここまでで、牛乳(カルシウム)をたくさん飲むことは、メリットどころかデメリットになり得るということがわかってもらえたと思います。


じゃあ、骨を伸ばすために必要なのは何かというと成長ホルモンなのです。


カルシウムは骨を伸ばすのではなくて作るためのもの、という説明の中で、骨を伸ばすには脳からの指令が必要だと言いましたが、この指令というのが成長ホルモンなのです。


成長ホルモンは、睡眠中や運動をすることによってたくさん分泌されるようになることが分かっているので、しっかり遊んでよく眠るといった子供らしい生活をさせてあげることがが身長を伸ばすためには欠かせないことなのです。


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また、成長ホルモンの分泌を促進させるために、栄養素の観点からはアルギニンを積極的に摂った方が良いことがわかっているので、サプリメントなどを上手に使って取り入れるようにしてみて下さい。


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よって、身長を伸ばすためにはただカルシウムを摂るだけではなく、アルギニンを摂取したり、睡眠や運動などの基本的な習慣を身に付けさせてあげることも大切なのです。


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